NGC最後の旅 (part11)



 熊本駅のホームに着きました。

熊本駅も九州新幹線の開業に向けて、大工事中でした。
 三角線のホームには、1両の気動車が停まっていました。

そして、発車のベルや笛がないまま、静かに発車していきました。
 そして、13時46分、これから乗る、14時発の八代行きの普通がきました。

車両は、817系です。
 ここで、10分以上も停まるので、ゆっくりと乗り込みます。
 車内も、一般の車両なのに、転換クロスシートのほかに、黒の皮のシート。

一般の車両のイメージも、随分と違います。
 運転室もワンマン運転用となっているため、すっきりとしたつくりになっています。

また、ゴミ箱や空き缶入れまでありました。
 鹿児島本線上なので、普通列車でも、すごいスピードで飛ばして、14時05分、最初の停車駅である、川尻(かわしり)駅に到着しました。

遠くには、雲仙岳の山々が綺麗に見えました。
天気がいいと、本当に綺麗です。
 14時10分、次の駅の宇土(うと)駅に到着しました。

ここは、三角線の分岐駅です。
乗客のほうも、降りるほうがメインで、半分くらい埋まっていた乗客も、徐々に減っていきます。
 駅を出て、すぐに三角線の線路が離れていきました。
 熊本平野、八代平野と進んでいきます。

田んぼ、家、山とほんとに車窓風景が変わりません。
 前面展望が運転士側の反対側で出来るので、ちょっと見てみました。

まっすぐな複線の線路を時速100kmほどで飛ばしていました。

特急列車なら、時速130kmを出す区間です。
 14時24分、有佐(ありさ)駅に到着しました。

反対列車で、815系が停まっていました。
あちらの車両は、ロングシート。 
本当に、817系に乗車できて、良かったです。
 14時28分、千丁(せんちょう)駅に到着しました。

あと一駅で下車です。
 発車するとすぐに、九州新幹線のホームへ分岐する線路を過ぎます。


 14時30分、新八代(しんやつしろ)駅に到着しました。

ここで、下車です。
 こちらが新八代駅のホームです。

ホームの幅がかなり狭いのが特徴です。
 2階に改札口があり、そこからは、八代市街地が見えました。
工場が目立っています。
 駅の外に出てみました。
こちらは、九州新幹線の新八代駅の駅舎です。
 そして、変わった形のモニュメントが・・・。

これは、一体どういうデザインなんだろう・・・って思ってしまいます。
 九州新幹線のホームへきました。

いよいよここから、名古屋へ帰ります。
 ホームには、九州新幹線の800系つばめが停まっていました。
 横からの画像。

やはり、長細いです。
 まだ、発車までに時間がありますので、車内へ入ってみることに・・・。
 車内は、2−2列シートです。
グリーン車は無くて、すべてが普通車です。
 また、座席のほうも、木を特徴としており、あちこちに和を感じさせるつくりとなっています。

今回は、こちらに乗れず、残念無念でした・・・
 そして、わたくしらの乗る、15時06分発の博多行き、特急リレーつばめ号が到着しました。

787系の7両編成です。
 側面のリレーつばめのロゴもなかなか良いものだと、感じながら、車内清掃が終わるのを待っていました。
 清掃も、終わり、早速乗り込みます。


 まず入ると、こちらも赤い扉が大きく目立ちました。


 そして、デッキの部分は、このように木目調をしていて、外観のイメージが全く違います。
 わたくしが乗るのは、こちらの通路を通って・・・。
 最後は、やはりグリーン車です。

九州で最後に乗る特急列車は、リレーつばめのグリーン車が定番になっていますね・・・


 今回は、ノーマルグリーン車のほうをとりました。

イヤホンによる、オーディオサービスがありますが、使えなかったです。

ノーマルグリーン車はしっかりとしたシートで、リクライニングも背もたれの上部と下部とそれぞれリクライニングが出来るので、座るのもかなり楽です。
 そして、こちらが前回の旅で乗った、DXグリーン車の座席です。
 上には、読書灯や荷物を入れるハットラックがあります。
 発車時間が近づくと、鹿児島中央からきた九州新幹線つばめが到着しました。

新幹線からの乗客が、慌しく、リレーつばめに乗り込んできます。
 定刻に発車し、在来線へのアプローチ線へと入っていきます。

新八代駅周辺も、段々と建物が増えてきました。
 鹿児島本線へ合流すると、一気にスピードが上がり、飛ばし始めました。

新八代辺りは、山が近づいていました。
 そして、しばらくすると、客室乗務員からおしぼりとドリンクサービスがあります。
リレーつばめ専用の紙コップでもらえます。
 そして、座席のポケットには、JR九州の社内誌やワゴンサービスのメニュー表などもあり、これを見ているだけでも楽しくなります。

また、グリーン車では、スリッパや毛布も借りられるので、ありがたいです。
 しばらく進むと、九州新幹線の工事現場の前を通過。

このあたりは、新幹線の車両基地となるようです。
 青い客車などが見える、熊本の車両基地を過ぎると、15時26分、熊本駅に着きました。

ここで、4分間ほど停まりました。

リレーつばめ号の始発駅から乗りたくて、わざわざ、新八代駅までいったということになります。
 15時34分、上熊本(かみくまもと)駅に到着しました。

この駅も、九州新幹線の影響で大きく変わってしまいました。

ちょうど、熊本の路面電車も見えていました。
 熊本市街地が消えると、山岳、丘陵地帯を走行し、上下線の線路が離れたりしながら、進んでいきます。
 そして、西南の役で、有名な田原坂(たばるざか)を通過・・・。
 菊池川を渡ると、山並みが消え初めて、平地へと入っていきます。


 15時50分、玉名(たまな)駅に到着しました。

あと1時間ほどで、リレーつばめの旅が終わります。
 16時02分、大牟田(おおむた)駅に到着しました。
 ディーゼルカーも見えて、貨物ターミナルもありました。
 平坦な道を時速130kmで飛ばします。
 そして、鹿児島本線と並行して、九州新幹線の高架橋も見えます。

2010年の開業に向けて、工事が進んでいます。
 16時17分、羽犬塚(はいぬづか)駅に到着しました。

停車駅の多いタイプのリレーつばめ号ですので、5〜10分走ると駅に到着・・・という感じです。
 16時25分、久留米(くるめ)駅に到着しました。

久留米駅も、九州新幹線に向けての大工事中でした。
 発車すると、すぐに筑後川を渡ります。

川幅の広い川です。
 九州新幹線の高架橋もこのように見ると、だいぶ出来ていました。
 この大きなスタジアムが見えてくると、最後の駅に到着します。
 16時31分、鳥栖駅に到着しました。

ホームには、817系と815系が停まっていました。
 最後の力走を出して、走っていきます。

リレーつばめのグリーン車の旅も、もう終わりが近づいてきました。
 そして、16時52分、終点の博多駅に到着しました。

これで、九州内の旅は終わりました。

やはり最後は、787系の「リレーつばめ」のグリーン車で締めないと・・・と言う感じです。




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